
アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹や皮膚の炎症が慢性的に生じる病気です。
つらい症状にお悩みの方も多い皮膚病ですが、適切な治療を受ければ症状をコントロールできる場合もあります。
相鉄線「天王町駅」より徒歩7分の【よこはま すみれ皮ふ科】には「日本皮膚科学会」が認定する皮膚科専門医も在籍しています。
保湿やスキンケアの方法など症状を和らげるポイントを丁寧にお伝えし、必要に応じてお薬の処方も行いますので、我慢せずにご相談ください。
小さなお子さまから、大人まで症状に応じた治療を行っています。

皮膚が乾燥して粉を吹いたようになる
皮膚のかゆみがひどく、寝ている間に掻きむしってしまう
赤い発疹や湿疹が広がっている
皮膚が厚くなったり、色が変わったりしている
ストレスや疲労で皮膚の症状が悪化する
症状を放置すると、さらに悪化する可能性があります。
早期に治療を受け、日常生活をより快適に過ごせるようにしましょう。

アトピー性皮膚炎は、年齢によって症状が現れやすい部位が異なります。
2歳頃まで
頬、額、頭皮に湿疹ができやすい
首周りや関節の部分に赤みが現れることもあります
皮膚がデリケートで刺激に弱いため、少しでも違和感があったら早めに対処しましょう。
3~12歳頃まで
肘や膝の裏側、首周りなどにかゆみを伴う湿疹が出やすい
皮膚が厚くなり、黒ずんでしまうことも
運動や汗が原因で症状が悪化する場合もあります。
13歳~
顔や首、手足など、皮膚が露出している部分に症状が出やすい
ストレスやホルモンバランスの影響で悪化しやすい
思春期には特有の要因が絡むため、総合的な視点で治療を行うことが重要です。

アトピー性皮膚炎の原因はさまざまですが、主に以下の5つに分類されます。
これらの原因に対応するためには、生活環境を整えることと皮膚科の受診が欠かせません。自己判断せずに、一度受診しましょう。
分類 | 原因 |
---|---|
遺伝的要因 | 家族にアレルギー体質の方がいる場合に発症しやすい |
環境的要因 | ハウスダストやダニ、ペットの毛、花粉、気候の変化などが症状の引き金となることがある |
皮膚バリア機能の低下 | 皮膚が乾燥すると刺激によりダメージを受けやすくなり、炎症や湿疹が生じる |
免疫系の異常 | 本来無害な物質に対して免疫が過剰に反応し、炎症を引き起こす |
精神的要因・ストレス | ストレスや疲労が原因で、症状が悪化するケースがある |

アトピー性皮膚炎の治療方法には、外用薬を塗る治療と内服薬を飲む治療があります。
症状が落ち着いてきたら徐々に薬の量を減らし、保湿剤によるスキンケアで症状をコントロールできる状態をめざします。
外用薬を使った治療
ステロイド外用薬などの炎症を抑える薬を使用
保湿剤で皮膚のバリア機能を回復
ステロイド外用薬には効果がマイルドなものから強いものまでさまざまな種類があり、症状の強さや年齢に応じて適切な薬を選択します。
多くの場合はまずステロイド外用薬で治療を行いますが、効き目を見ながら薬の量や種類を変更することもあります。
内服薬を使った治療
抗ヒスタミン薬でかゆみを緩和
必要に応じて内服のステロイド薬や免疫抑制剤を処方
かゆみを緩和する効果のある抗ヒスタミン薬を外用薬と併用する場合もあります。また、重症の方の場合は経口ステロイド薬や免疫抑制剤の処方を検討する場合もあります。
生物学的製剤
新しいアトピー性皮膚炎の薬剤の注射
免疫抑制などの副作用が少ないことが特徴
これまでの治療ではうまくコントロールができなかった方へ、デュピクセント、ミチーガという注射剤による治療を行っております。
アトピー性皮膚炎の皮疹やかゆみの原因となるタンパク質の働きを直接抑えることで、皮膚の炎症反応を抑制する注射薬です。お気軽にお問い合わせください。

アトピー性皮膚炎の治療期間は症状の重さや生活環境によって異なります。
一般的には数週間から数か月で症状の改善がみられる場合が多いですが、症状の安定には継続的な治療とケアが重要です。
正しいスキンケア方法など症状を緩和するためのポイントもお伝えしますので、根気強く治療を続けましょう。

症状が出ている間は医師の指示どおりの間隔で受診していただきますが、症状が安定してくれば通院頻度を減らせます。
ただし、症状がおさまったと思っても、季節の変わり目やストレス、アレルギー反応などのきっかけにより再び症状が強くなることもあります。
少しでもおかしいなと思ったら早めに受診していただき、適切な治療を行いましょう。

横浜市保土ケ谷区、天王町駅の【よこはま すみれ皮ふ科】では、お肌のデリケートなお子さまからシニア世代の方まで幅広い世代の診療に対応しています。
皮膚のかゆみがおさまらないかたやアトピー性皮膚炎をくり返してしまう方は、ぜひ当院にご相談ください。
小さなお子さまも通院しやすいように、パウダールームにはおむつ交換台もご用意しています。
地域に根ざしたクリニックとして、つらい皮膚症状を少しでも和らげられるように、皆さまのお手伝いをいたします。